心理的安全性の意味はご存じですか?
前職で、この心理的安全性がない職場で勤務していたことに退職直前に気づきました。
当たり前のようになっている、発言できない空気感。
そんな職場で働いている方、当たり前ではありません!
今回を機に、心理的安全性の作り方を知り、実践を通してより働きやすい環境を作っていきましょう。
心理的安全性は、上下関係なく活発な意見交換を行う為にもとても大切な要素となります。
チームメンバーやスタッフが自分自身を開示し、リスクを取ることなくアイディアを提供できる環境を提供することが、生産性を高め、チームの結束を強化する一助となります。
この記事では、心理的安全性を理解し、実践するための方法に焦点を当てていきたいと思います。
こちらの記事を読むことで、下記を知ることができます。
- 心理的安全性がないと感じた時の対処法
- ミーティングや普段活かせる対応方法
心理的安全性とは
心理的安全性(Psychological Safety)は、職場やチームの環境において、個人が自分自身を表現し、意見を述べ、アイディアを提供し、質問をすることができる安全な状態や文化を指しています。
勇気をもって発言し提案したけど、すぐに否定される。
威圧的な態度をとられてしまった。
という状況は、心理的安全性がない環境です。
恐れや脅威がない環境
心理的安全性のある環境では、スタッフやチームメンバーは自分自身を表現することに対する恐れや脅威を感じません。
自分の考えや意見を自由に述べることができます。
個人的には、学生の頃の教育も重要だと感じています。
周りの顔色をうかがって発言する環境。
今は変化しつつあるのかもしれませんが、少なくとも30代の私が学生の頃はよくある光景でした。
リスクを取ることができる
心理的安全性がある場所では、新しいアイディアを提案したり、新しい方法を試みたりすることに対するリスクを取りやすくなります。
なぜなら、失敗しても罰せられることなく、むしろ学びの機会として受け入れられるからです。
過ちを認められる
心理的安全性のある環境では、過ちやミスを恐れずに認めることができます。
これによって、問題や課題が早期に発見され、改善が行われる可能性が高まります。
ミスを伝えても大丈夫だと思える環境素晴らしいですよね!
どうしても、自分の評価を気にしたり、その後の対応が辛く、ミスを隠蔽したくなるものです。
信頼と協力
心理的安全性は信頼と協力体制が強化されます。
メンバーはお互いを信頼し、チーム全体として協力し合う文化が根付いていきます。
心理的安全性は、創造性、イノベーション、効果的な問題解決、チームの幸福感、個人のメンタルヘルスなど多くの側面で重要な役割を果たします。
心理的安全性が欠如している環境では、従業員やチームメンバーは自分自身を抑え、アイディアを封じ込め、潜在的な問題を隠すことがあり、これは組織にとって大きな課題となります。
埋もれている未来のリーダーという原石がいるかもしれません!
リーダーシップや組織文化の構築において、心理的安全性を重視することは非常に重要ですね。
心理的安全性がない職場で働いていた
長年働いていた職場だったこともあり、当たり前の環境に慣れていました。
- 誰が対応するのか?の空気感(押しつけ)
- ネガティブな発言が多発
- その場で即否定される
などなど。
その場の空気感を経験してみて思ったことは、感情的になる人がその場にいること。
その場にいた上司も私と同じ感情を抱いていたことから、気持ち的に救われました。
実際に私が行った対処法と、行ったらよかった対処法をみていきます。
対処法
その場の感情に引き込まれないように、対処法を見ていきましょう!
その場で愚痴っては、心理的安全性をなくしている人と同じです。
自己認識
まず、自分自身の感情や反応を認識します。
心理的安全性が不足している状況では、不安や緊張が高まりがちになります。
自分がどのように感じているかを理解し、それを受け入れることは重要だと感じています。
冷静なコミュニケーション
ここで黙ってしまったり、感情的に返してしまいがちですが、感情的にならず、冷静な状態でコミュニケーションを取ることがポイントです。
怒りや攻撃的な態度は、状況を悪化させる可能性があり、長引かせてしまいます。。
フィードバックの提供
心理的安全性が不足している状況で問題がある場合、フィードバックを提供することが重要です。
ただし、フィードバックは具体的で建設的でなければなりません。
問題点を指摘するだけでなく、改善策や解決策を共に探ることが大切です。
言いづらい方で合っても、本来は「こんな環境や空気感が辛かった」や「発言しづらい感じがあった」など直接伝えることは必要なことだと思います。
この発言を当事者がいない場所で発言することにより、愚痴で終わってしまいますし、いつになっても状況が改善しません。
感情を共感する
別の人の感情や視点を理解しようと努力することも必要です。
相手がどのように感じているかを尊重し、共感することはコミュニケーションの質を向上させます。
一方的に自分の立場で発言するのではなく、〇〇さんの立場だったら、こう思うかもしれない。
だから、あのような態度をとったのかも。と思えるようになってきます。
リーダーシップを発揮
心理的安全性を促進するために、リーダーシップを発揮しましょう。
自分がリーダーでなくても、良い例を示すことができます。
オープンで率直なコミュニケーションを実践し、他の人にもその姿勢を示唆する勇気も大切です。
建設的な対話の奨励
チームメンバーに建設的な対話を奨励し、アイディアを自由に共有できる環境を作成しましょう。
誰もが意見を述べやすくなるような文化を育てることが大切です!!
専門家やコーチの協力
心理的安全性の問題が深刻で難解な場合、専門家やコーチの協力を得ることを検討しましょう。
外部のアドバイスや指導が状況を改善するのに役立つことがあります。
変化を推進
心理的安全性が不足している組織や環境では、変化を推進し、新しい文化や価値観を導入することが必要かもしれません。
これにはリーダーシップのサポートが不可欠です。
今いるメンバーからお伝えするよりも、時にはトップダウンで伝えたり、外部の方から伝えることも効果的だと感じました。
心理的安全性を築くことは時間と努力がかかることがありますが、組織やチームの成功に非常に重要です!
この対処法を実践し、状況を改善する努力を続けることで、より安全で協力的な環境を築くことができるようになります。
まとめる立場の方が優先すべきこと
オープンで対話的なコミュニケーション
チームメンバーに対してオープンで対話的なコミュニケーションを奨励しましょう。
質問を受け入れ、意見を尊重し、聴くことを重視しましょう。
リーダーシップのモデル
リーダーは、心理的安全性を築くためのモデルとなります。
リーダーがオープンで率直なコミュニケーションを実践することが、他のメンバーにも影響を与えます。
フィードバック文化の確立
フィードバックは成長の機会です。従業員やチームメンバーに対して、建設的なフィードバックを提供し、受け入れられる文化を醸成しましょう。
教育とトレーニング
チーム全体に心理的安全性の重要性を教育し、具体的なスキルやツールを提供することで、チームのメンバーがより自信を持ってコミュニケーションできるようサポートしましょう。
まとめ
心理的安全性は、スタッフ個人やチームのパフォーマンスを向上させることができ、健全な職場環境を築くために不可欠な要素となります。
心理的安全性を築くために、「対処法」「まとめる立場の方が優先すべきこと」をできるところから実践し、チームの成功と幸福感が向上させ、スタッフ個人と組織の成長を促進・強化させていきましょう!
楽しいと思える環境で働けたらいいなと心から思います。
心理的安全性のある環境作っていってください!